引き寄せの法則についての本は世の中にたくさん溢れていますが、その中でも「行き詰まりを解消してくれそうな一冊だな」と思わせてくれる本に出会うことがあります。
私は、その中の一冊として「こうして、思考は現実になる」(パム・グラウト著 桜田直美訳)をおすすめします。
この本はこんな人におすすめです
・引き寄せの法則の本は一通り読んだが、まだ叶っていないと思う願望がある
・「引き寄せの法則」を簡単に体験する方法が知りたい
この本には著者自身や他の人の願望実現の体験談も書かれており、参考になります。
この本から学んだこと
引き寄せたいとき、つまり「願いを叶えたい」とき、私たちは「引き寄せの法則」とはなぜか逆の行動をしてしまいがちです。
「豊かになりたい」と願っているのに「あれがない、これがない」と足りないものにばかり注目し、なんとかしようとがむしゃらに行動に出た結果、疲れきってしまう。
その結果、手に入れても「これって本当に欲しいものだっけ?」となるし、手に入らなければ「やっぱり足りない」となる。
「不足」が前提で行動しているので、得られる結果も「不足」を感じる現実になりがちです。
私自身も「こうなりたい」という目標を追いかけ、睡眠時間や遊ぶ時間を削り「現実的な努力」ばかりしていた時期がありましたが、たどり着いた現実は睡眠時間や遊ぶ時間も足りず、頑張り続けなければいけない現実でした。
しかし、この本ではアメリカ先住民の「現代人からは最低限の生活と言われてしまいがちだけれど、人間関係にも美味しい食事にも、休息の時間にも恵まれている豊かな暮らし」について書かれており、はっとさせられました。
彼らは日常で不足を感じることをせず、今ある自分たちの生活を大切にすることで豊かに生きているようです。
現実を変えたい、願望を叶えたいと思ったときについ「何かを変えなければ!」と張り切ってしまいがちでしたが、今ある生活に目を向け、今の生活を楽しみ尽くす。
そうすることで、願望を叶えたときに感じるであろう「楽しい」「ほっとする」現実を先に味わうことできるのだと思います。
思い込みの力
中でもこの本で語られていることで、背筋が伸びる思いがしたのが「私はできる」「可能だ」と思い込むことが、願望実現に繋がるといったことです。
なかなか願望が実現しないな…というとき、考えられる原因として、引き寄せの法則や自分の力を疑っていないか、ということがあります。
表面的には信じていても、実はだんだん不信感が募っていったパターンですね。
しかし、どんなに時間がかかっていても「それは可能だ」と信じこむことが大切なようです。
また、この本では間違った信念が願望実現や引き寄せを阻んでいることにも触れています。
今の世の中でよく聞くところで言うと、
「苦労して努力することが大切だ」「仕事は3年は続けないといけない」
「辛くても逃げてはダメ」
といったところでしょうか。
小さい頃、親に言われたこと。
社会の常識と言われていること。
自分にとって思わずしょんぼりしてしまうような常識を疑い、新しい常識へ書き換えて自分はできるんだ!と信じることが大切です。
(もちろん犯罪はいけませんよ!法律は守りましょう。)
私も今日から「私はできる」を口癖にし、事あるごとに呟いてみようかと思います。
「引き寄せ」の学び直しのおすすめの一冊!
それ自体が本書のテーマといったわけではなくても、ところどころに引き寄せが上手く行きづらくなる理由について書かれているのが、私が本書をおすすめする1番の理由です。
また、引き寄せ上手の色んな方が出版されている本に書かれている、色々な引き寄せメソッドについてもひと通り言及があります。
(イメージング、「なりきる」、言霊、今いる環境の中で良い気分になれることを見つける…など。)
数多くの本を読んではみたけれど、もう少し学びたい。
引き寄せを加速させたい。
そういった方々や、引き寄せについて知りたい方にぜひともお勧めしたい一冊です。