今回の記事では願望実現や引き寄せの法則を語る上で、人によって意見が食い違うテーマについて考察したいと思います。
それは、「引き寄せるには行動が必要」か、それとも「行動はしなくても引き寄せられる」かということです。
引き寄せるために行動は必要なのか?
自分の望む結果を引き寄せるためには行動は必要なのでしょうか?
結論から言うと、私は「引き寄せるには行動することは大事だが、行動する前の下準備として引き寄せメソッドは存在している」と考えています。
つまり、がむしゃらに行動する事はおすすめしませんという事です。
自分にとって望ましい結果を想像しているだけで願いが叶った!とまでは言いませんが、自分にとって望ましい結果を想像する前に「早くなんとかしなくては…」と焦る気持ちを原動力にして行動したとしても、結果的には更に焦りを呼ぶ状況に結び付くだけです。
「努力」について
実は私はLINEのオープンチャットを見る専で覗いています。
そこでもやはり「引き寄せるには行動は必要なのか?」という話題はしばしば出ていましたし、よく「行動必要派」と「行動不要派」でプチ炎上気味になっていました。
そして、「幸せになるには行動不要」という言葉って、引き寄せの法則やスピリチュアルが苦手だなっていう方にとってものすごく苦手意識を感じるものみたいなんですよね。
「努力しないで幸せを手に入れるぞ!」「美味しいところだけ取ってってやる!」というように見えてしまうようです。
しかし、私がいつもこの手の話題を見ていて思うのは、「努力」の定義を明らかにしませんか?ということです。
ビジネス本、スポーツのメンタルトレーニング本、スピリチュアル本の共通点
本屋に行くと、様々な視点からの自己啓発書が並んでいます。
ビジネス本、スポーツのメンタルトレーニング本、スピリチュアル本などです。
そして、全ての共通点といえば「成功を手に入れるため」に書かれているということです。
そして読書好きの方ならピンとくるかもしれませんが、それぞれほぼ書いていることは突き詰めれば同じなんです。
代表的なものは「イメージトレーニング」です。
金メダルを獲るアスリートも普段から自分が上手く競技をしているところをイメージしますし、ビジネスマンはプレゼンの練習の一環として、プレゼンの流れを把握するためにイメージトレーニングをします。
引き寄せの法則の実践メソッドとしては「望むものを手に入れた自分」をイメージするものがあります。
そしてこれらは全て成功を手に入れるための「努力」と言えます。
分野は違えど、願いを叶えるために何かを実践する必要性を説いているのです。
願いを叶えるための行動の一つとして、引き寄せの法則がある
「引き寄せの法則」で一番大切だとされていることはたくさんありますが、中でも「自分は本当は何を望んでいるのか?を明確にする」こと、「不機嫌を引きずらず、自分で自分の機嫌を取ること」「いい気分でいること」は実はかなりの努力を要します。
口では「あれが羨ましい」と言っていても、本当は他人に流されているだけだったと気づいたり、つい不機嫌を引きずって爆発させてしまったり。
しかし、それをなんとかできるのは自分しかいません。
引き寄せの法則とは、「美味しいところだけ楽して手にいれる」ためのものではありません。
「日頃から自分がいい気分になれる考え方を常に模索したり、成功したところをイメージしたり、嫌なことがあってもその物事のいい面を見つけるようにした結果、自分にとって望ましい状況になっていく」法則のことです。
私は、引き寄せの法則=オカルト、スピリチュアルというよりは、メンタルトレーニングのようなものだと思っています。
引き寄せの世界で言う「行動」について
そして、引き寄せ界隈でも「行動不要」を唱える人と「行動は必要」を唱える人とで意見が割れているところをよく見かけますが、両者それぞれへの「行動」についての考え方が食い違っているように思えます。
行動不要派→まずは自分の内面を整えた上で(引き寄せメソッドに取り組むことで)、「あれがやりたい!」とアイデアが浮かんでくるのでそしたらそれをやれば良い。
厳密には行動しているが、本人はそれを行動していると認識するまでもなく取り組むことができる、と唱えている。
行動必要派→引き寄せといえど、行動しなければ何も始まらない。家でじっとしているだけで現実が変わるなんてありえない。だから、行動は必要。
人によって解釈は違うと思いますが、見た感じではこのような印象を受けました。
※行動不要派の他の意見としては、「自分の望むものは、自分が望んだ時点で必ず存在しているので下手にあれこれ動くよりもそれを受け取るのを待つほうがかえってスムーズだ」という意見もあったりします。
この考えは引き寄せに詰まった時に有効な一つの考えですね。
つまり、誤解されがちですが行動不要派の人たちの意見としては
①引き寄せメソッドを日頃から実践していると自然と次に自分が何をするべきか導かれていくので、「行動しなきゃ」と意識するまでもなく叶える方向へ行動していくことができる
②そもそも願いを持った時点で「叶った未来」は存在しているので、それを心から信じて日々のやるべきことを淡々とやっていれば叶う方向へ導かれていく
この2つということです。
②については抵抗のある方もいらっしゃるかもしれませんが、叶えよう叶えようと焦ってあれこれ手を出して「やっぱり叶わない!!」と一人で自滅(!)しかけた経験が私にもあります。。
やれるだけのことをやった後は②の考えを採用すると気持ちが楽になり、余計なことをせずに済むので叶うスピードも早くなります。
諸説あるが、結局は自分が楽になれる考えを採用するのが一番
まとめ
・行動する前に「成功した自分をイメージする」などの引き寄せメソッドで内面を整えることが大事
・引き寄せの法則は楽しておいしいところを持っていくずるい法則ではない。自分の内面を日頃から整えていく努力や行動のこと
引き寄せはカッチリと一つの答えがあるものではありませんし、引き寄せの達人と呼ばれる人のやり方をそっくり真似しても成功するとは限りません。
むしろ、自分のオリジナルのやり方で引き寄せに成功している方がたくさんいるように思えます。
なので、ネットや本の意見に振り回されすぎず、自分にとって取り組んでいて楽しい!と思えるやり方をどんどん模索していきましょう。
願いが叶う前に「なんだか最近毎日楽しいな」と思えるようになってきたらこっちのものです!
自分にとって都合の良い考えを採用していってしまいましょう。
引き寄せの法則を学ぶことも、夢に向かう立派な「行動」「努力」のひとつです。
おすすめの引き寄せ本