人が置かれる立場というものは人生の中で色々と変化しますが、「今自分は恵まれているなぁ」と感じられる立場に今現在いるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ですが、ネットの世界ではそういった立場にいる方々の不安を煽ったり、圧力をかけたりする発言や書き込みも目立ちます。
私の周囲の知人、友人たちにも「私は世間的に見て甘えているのかな」と落ち込んでしまっている方がちらほらいます。
しかし、私は落ち込んでしまうことはすごくもったいないと思います。
彼らには世間の声を気にせず、その幸せな状況を存分に味わってもらいたいのです。
例えばこんな状況
ごく一部を挙げますが、例えば、今の世の中ではこういった状況の方々がいます。
・多少の景気には左右されないほどの大きな資産・収入がある
・実家が太い＆都内住みのため、一人暮らしの必要がない
・専業主婦＆経済的余裕あり
・容姿端麗で、常に恋人がいる
・好きなことを仕事にしている＆順調
・30代夫婦パワーカップル＆タワマン購入済み
…いかがでしょうか？
この項目の中にチクッとご自身の嫉妬心が疼いたり、もしくは「これって私のことだ」というものがある方がいらっしゃるのではないでしょうか。
SNSで嫉妬の対象になっていたり、ネットの記事でやたらと叩かれがちなのもこういう方々な気がしています。
この中には実際、私の知人や友人でも当てはまる人がいます。
過激な見出しで煽るネット記事
「あれ？こういう記事って前にも見たよね？」と何度も見かける見出しのネットニュース記事があります。
SNSでも定期的に「荒れる」話題のワードがあります。
「30代夫婦パワーカップル＆タワマン購入済みの夫婦が気付かなかった落とし穴」
「実家暮らし男女が結婚できないワケ」
「彼女が専業主婦になりたがったので別れを決意しました」
などなど。
ただ、私からするとこの裏側には書いた人のこんな叫びが聞こえる気がしてなりません。
「30代という若さで、お互いすごいキャリアを持っていて結婚までしてて、その上タワマンまで！？
人生って不公平だなぁ。こいつらにも不幸がやってくればいいのに」
「私はこんなに苦労して毎月カツカツで一人暮らしをしているのに。なんであの人たちは実家暮らしできてるの？親とも仲がいいのかな。ずるい！」
「女はいいよなぁ、結婚っていう逃げ道があって。自分たちは結婚後もずっと働かなくちゃいけないのに」
恵まれていると思われている人たちにも苦労があるはず
しかし、人生で100パーセント恵まれている人なんているのでしょうか？
例えば上記に挙げたような人たちにもこんな裏話があるかもしれません。
・毎日何時間もの残業は当たり前。キャリアを犠牲にしたくないので子どもは諦めている。
その代償に、30代にしてたくさん稼げている
・実家暮らしをしているのは親の過干渉により一人暮らしをする勇気がないから。もしくは許してもらえていないから。
表面的には仲がいい家族に見えるが、仲がいいというよりも不健全な共依存状態に陥っていて、結婚にも支障がでている
・ファーストキャリアに失敗し転職を試みるも、実際今の日本では女性の方が就職に困難であるという現実がある。女性特有の病気（月経困難症など）で通院してもなかなか治らず困っている人も。
想像力を働かせてみましょう。
表面的には順調そうに見えても、物事には必ずいい面と悪い面があります。
人には思った以上に複雑な様々な事情があります。
男女間の対立を煽りがちなSNS
上記で述べた例は主に男女の社会的な「こうあるべき」が原因になっている気がします。
無言の圧力です。
女性や男性に対する社会的プレッシャーについてはSNSでたびたび大論争になっていますが、「各家庭、もしくはパートナー同士で話し合って決めるべきことで世間の声は関係ない。さらに言えばマッチングの問題」だと思います。
共働きか専業主婦か、子どもを産むか産まないか、どちらのパートナーの実家の近くに住むのかなど。
「こうするべきだ！」なんて言葉は、「大きなお世話です」というスタンスでかわしてしまっていいと思います。
今恵まれていると感じているなら
今恵まれているな、幸せだなと感じられる状況にいる方々は、その状況をどうぞ存分に味わってください。
世間の声はシャットアウトし、今のご自身と周囲の方々を大切にしながら毎日楽しく過ごしてください。
そうすることであなたのおかげで幸せになる人々が必ずどこかに出てくるし、いわゆる「引き寄せの法則」でもっと素敵な出来事を呼び込むことができます。
ただし、周囲の人々に対し「私って恵まれてるなぁ」と大々的に話したり、マウントをとってくださいというわけではありません。
心の中でそっと「幸せだなぁ」と思うことをしてください。
反対に恵まれている人々にモヤモヤするなら、難しいかもしれませんが今すぐその人たちを憎んだり羨んだりするのを少しでもいいのでやめてみてください。
私自身、以前はすごく嫉妬深い人間でしたが、とある本に書いてあったことにハッとさせられました。
「自分の欲しいものを持ってる人を見て、その人たちに嫉妬し続けるのは「自分はまだそれを持っていないし、今後も得られる自信なんてない」と自分に強く言い聞かせ続けることと同じ」
といった内容です。
自分をいじめているのと同じです。
私は嫉妬しそうになったとき、
「私ってああいうふうになりたいんだね」
「どうなったら最高？」
と自分に明るい未来を語りかけるように少しずつ練習しました。
おかげで今は以前よりもかなり運が良くなりました。
あまりにも嫉妬心が強くて苦しいときは「その状況が今すぐやってきたとして、自分はうまくその状況を扱えるのか？う〜ん、実は今そうなると困ることがあるなぁ」「あの人はこんな苦労をしているのかもしれない…」と想像してみると私の場合は楽になりました。
まとめ【恵まれていることに罪悪感を感じなくていい】
私の友人に今まさに幸せいっぱいの方がいるのですが、イマジナリー（想像上の）世間の声に悩まされていて胸が痛かったので、同じような方々に届いて欲しいと緊急でこの記事を書きました。
ネット上には幸せな状況の方を貶める記事や書き込みがありますが、そのどれもが想像力が大きく欠如したものばかりだと思います。
どんな立場の人々にも大変なことはあります。
記事のほとんどが関係ないような内容になってしまいましたが、引き寄せやスピリチュアルを中心にしたブログなので、それらしきことも最後に書いておきたいと思います。
辛い時期を腐らずに「こうなったら最高だよね」と気持ちを上げる努力をしていた方々に素敵な状況が訪れています。
繰り返しますが、今幸せな状況にある方々にはそうなるべくして訪れた状況なので、遠慮せずに受け取ってください。
ただし、恵まれているときほど周囲の「今まさに辛い時期を乗り越えようとしている人たち」の存在を忘れずに、優しい心で過ごしてください。
