突然ですが、私は中学生~高校生くらいの頃、とあるゲームにどハマりしていました。
そのゲームの中の推しキャラは、古より伝わる魔法を使いこなしていました。
それがまためちゃくちゃかっこいい…
そして、その時の私は学校の成績で古文がかなり苦手で、授業もほとんどついていけない状態でした。
見かねた母親が私に古文を教えようとするものの、教わるのが嫌すぎて教科書を投げた思い出があります。(投げた教科書は表紙が折れました)
ただ、私が受験したかった大学は古文が出てくるかもしれない所が多く、成績を上げないといけない状況でした。
「ど、どうにかしないと…」
その日も私はやる気が起こらず、帰宅するとベッドの上でゲームを起動させていました。
画面では古の魔法を使いこなす推しが活躍していました。
「勉強もゲームみたいに楽しくできたらいいのになぁ…」
この時は引き寄せの法則は今ほどは世の中に浸透しておらず、私も知りませんでした。
なので当時の私は無意識のうちにいわゆる「なる」メソッドを実践していたと言えます。
「そうだ、この推しになりきったつもりで過ごしてみよう!」
古文→古代魔法
勉強→魔法の修行
ということに例えた瞬間、勉強が突然楽しくなりました。
結論から言うと、この試みのおかげで最終的に古文はセンター試験で満点&1番の得意科目になりました。
古代魔法を使いこなすゲームのキャラクターになりきって、どの教科よりも楽しく勉強をすることができました。
これが私がいわゆる「なる」メソッドで達成したことです。
インターネットで厨二病と検索すると、「恥ずかしい思い出」「痛い」「黒歴史」などという言葉が目立ちますが、誰かに迷惑をかけない限りかなり面白い「ごっこ遊び」の一種だと私は思います。
ネットのどこかで見かけたお話なのですが、とあるクリエイティブなお仕事に就かれている方たちの中で、「こんなの考えたら恥ずかしいよね」などの「恥ずかしい」という言葉はお仕事中は厳禁だそうです。
せっかく各々で出したアイデアがあっても、その一言で一気に気持ちが冷めてしまい形にならなくなってしまうからです。
そもそも、誰にも迷惑をかけない範囲で空想の世界に浸って楽しむことの一体何が「痛い」「恥ずかしい」のでしょうか?
誰かがあなたに直接言いましたか?
その言葉を真に受けるメリットは?
空想に浸ることで人生をプラスの方向へ切り替えられるなら、この方法を使わない手はありません。
最近はSNSで誰でも好きな事を呟けますが、自分の発言に責任を持つという意識をしている人は多くはないでしょう。
これが世間の常識だ、と呟いた誰かの言う通りに人生を進めても、その人は私たちの人生の責任を取ってくれるわけではありません。
「なる」メソッドを実践する上で抵抗がある場合は、
「これをやったら恥ずかしいかな…」
と思う事に対し、
「なぜ恥ずかしいのか?」
をじっくり掘り下げてみてあげてください。
もちろん、「なる」メソッドがどうしてもできない、恥ずかしい場合はやらなくて大丈夫です!
数多くある引き寄せメソッドの中から自分にとって楽に実践できるものを選んで実践してください。
「自分にとって楽」が、願いを叶える1番の鍵です。
【おまけ】
去年だったかな?テレビを見ていたら「地味ハロウィン」というイベントで「部署異動をするOL」を演じていたお姉さんがいましたが、その方は後に本当に部署異動をすることになったとのことです。
「なりきる」パワー、侮れませんね…!